2018/04/16 ニュース
日立造船、熊本県でごみ焼却発電設備を180億円で受注

 日立造船は4月13日、熊本県の菊池市など4自治体で構成する菊池環境保全組合から、ごみ焼却発電設備の建設・運営を受注したと発表した。DBO(設計・建設・運営)方式で発注され、同社とニチゾウテック、ニチゾウ九州サービスの企業コンソーシアムが180億円(税抜価格)で受注した。同組合の大津町には、ごみ処理施設「東部清掃工場」(処理能力135t/日)と再資源化工場(44t/5時間)があるが、人口の増加傾向などから処理設備の新設が決定された。これで同社などは、合志市内に170t/日(85t/日のストーカ炉×2炉、発電設備付き)を2021年3月までに建設する。竣工後は、2041年3月までの20年間、同社グループの特別目的会社「きくち環境テクノロジー」が設備を運営する。この案件では、▽宇都宮建設、▽九電工、▽東洋建設、▽俊設計、▽あい設計--の5社が建設・運営に協力する。