日本工営は2月22日、電力系統で電力需給バランスの調整などを行う蓄電池制御システム「NK-EMS」を開発したと発表した。新システムを用いて、周波数調整サービスを英国の電力会社Kiwi Powerに提供する。NK-EMSは同社の福島事業所で開発された。これで同社は、周波数の変動を読み取って低下した時には放電、上昇した時には充電するなど周波数を規定範囲内に自動制御する周波数調整サービスを提供する。NK-EMSは、1月末にナショナルグリッドの試験基準に従って米国製の蓄電システムとの実機接続試験で、要求仕様に合格した。これを受けて今回のサービス提供が決まったもの。このサービスに加えて、発電所などが持つ発電容量を市場で取引する容量市場へのサービス提供にも対応する。NK-EMSは、周波数調整のほかピークカット、ピークシフトなど、再生可能エネルギーとの連携制御などに役立つマルチサービス機能を組み込むことが可能となっている。同社は今後、蓄電池メーカーの製品にも接続できるようマルチベンダー対応を図っていく。
2018/02/23 ニュース
日本工営 英企業向けに蓄電池制御システムを開発
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