2018/02/23 ニュース
自社開発のマンションでエネファームと蓄電システムを併用 積水ハウス

 積水ハウスは2月21日、大阪市内で開発する分譲マンション「グランドメゾン上町台 ザ・タワー」で、大阪ガスの提供するエネファーム type S(容量700W)を全戸に採用すると発表した。ザ・タワーでは、一部の住戸でエネファームとスマートエネルギーハウス蓄電システム(1500W)を併用し、CO2排出量と一次エネルギー消費量の削減を図る。両社は、エネファームの全戸採用などで、従来比52%のCO2排出量と97%の購入電力量削減を見込んでいる。今回の導入では、小型化したエネファームの導入で設置スペースの問題を解決し、24時間・700Wの運転で購入電力量を削減する。発電した電力で、家庭で使わない余剰電力は入居者が希望すれば大阪ガスが買い取る。また、余剰電力を蓄電システムに充電し使用することで、購入電力量をさらに削減できるようになる。満充電時には、蓄電システムの電力を大阪ガスが買い取る。さらに、大阪ガス行動観察研究所が開発中の「省エネ行動変容スキーム」を導入する。同スキームは、入居者が自分なりに省エネを心がけることをサポートする仕組み。各戸のテレビ画面から閲覧できる入居者専用サイトを介して、入居者のライフスタイルに合わせた省エネ行動事例を紹介する。この入居者専用サイトでは、省エネレポートやアドバイス、電気・ガスの使用量や料金、発電量が確認できるコンテンツを閲覧できるようになっている。