村田製作所は2月20日、新型の地蓄電システム「HVDC蓄電ユニット3.5kWh(パワーコンディショナー連係タイプ)」、「All-in-One蓄電システム4kW/2.3kWh(ハイブリッドタイプ)」を開発したと発表した。年内にも量産体制に入る。両製品は、同社が昨年9月に買収したソニーエナジー・デバイスのバッテリー技術と、自社開発の電源技術を融合させた初の製品という。HVDC蓄電ユニットは、蓄電池容量が3.5kWh、最大出力が5kWで。電源変換効率は98%以上。パワーコンディショナーと連係し、電力を自家消費する住宅用蓄電池システムを構成する。この製品には、オリビン型リン酸鉄を採用したリチウムイオン二次電池「Fortelion」を使用している。Fortelionのサイクル寿命は1万回~1万4000回と見られている。All-in-One蓄電システムの蓄電池容量は2.3kWh、定格出力4kWで、蓄電ユニットとパワーコンディショナーが一体化されている。リモコンが接続でき、システムのオン/オフや、基本設定がリモコンで操作できる。
2018/02/21 ニュース
村田製作所、新蓄電システム2機種を年内にも量産
2018/02/21
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