2018/02/21 ニュース
三菱電機、再エネ向けなどに遮断器を新工場で増産

 三菱電機は2月20日、受配電システム製作所(香川県丸亀市)内に新工場「真空バルブ・遮断器工場」を竣工したと発表した。新工場は延床面積1万4194㎡、地上2階建てで、3月から順次製造ラインを稼働する。本格稼働は7月の予定で、真空バルブや遮断器を主に製造する。新工場には太陽光発電設備(出力200kW、2020年までに600kWまで拡張予定)が導入されたほか、LED照明など高効率機器の採用で、年間約280tのCO2排出削減効果も見込まれている。新工場は、同社の物流マネジメントや開発設計の全業務プロセスを改善し、トータルコストを削減する「e-F@ctory コンセプト」に基づき竣工した。主要製造品目の真空バルブと遮断器は、再生エネルギー関連設備向けなどで今後も需要が見込まれている。新工場の竣工で同社は、国内トップシェアを持つこの2品目の生産体制を強化し、120億円以上の売上高を目指す。