2018/02/19 ニュース
東北電力、粟島火力発電所8号機を稼働

 東北電力は2月15日、同社の粟島火力発電所(新潟県粟島浦村、総出力900kW)で8号機(200kW)を稼働したと発表した。同発電所は重油焚きのディーゼル発電設備で、今後平成30年12月には9号機、平成31年10月には10号機(両方とも250kW)が稼働する予定。これに伴い、老朽化した2~6号機を廃止する。同発電所は昭和38年に稼働しており、2号機の出力は100kW、3・4号機は150kW、5・6号機は250kWとなっている。これを、ビルド&スクラップで1基ずつ新設と廃止を繰り返し、平成31年度までに設備更新を終了する。新設する発電設備は、従来の海水で冷却する水冷方式から空冷方式に切り替え、海域への温水排出をゼロにする。発電機数も4基に減らし、導入費用と運転費用の低減を図る。