2018/02/15 ニュース
改正FIT法で太陽光関連の売上高が30%減 サニックス

 サニックスが2月13日に発表した平成30年3月期第3四半期連結決算によると、同期の業績は売上高365億7100万円(前年同期比0.2%減)、営業利益7億7300万円(14.8%増)、経常利益5億5800万円(23.3%増)、当期利益3億4100万円(582.7%増)の大幅増益となった。このうち、同期のソーラー・エンジニアリング)事業部門は売上高128億4600万円(30.9%減)営業利益13億4700万円(8%増)と大幅な減収となった。改正FIT法の志向で産業用太陽光発電の市場規模が縮小し、施工件数が大きく減少したことなどが響いた。付帯設備設置などメンテナンス事業を拡充したがそれでも落ち込みをカバーしきれず、減収となった。利益面では経営合理化による経費削減、材料原価の低減、人件費の減少などの効果が現れ、収益性が改善した。通期は全社で売上高476億8000万円(6.4%減)、営業利益12億1000万円(16.7%増)、経常利益10億9000万円(20.2%増)、当期利益8億1000万円(94.7%増)の減収増益の見通し。