2018/02/09 ニュース
バイオマス発電など受注好調も海外の損失で赤字計上 三井造船

 三井造船が2月6日に発表した平成30年3月期第3四半期連結決算によると、同期の業績は売上高5199億3700万円(前年同期比5%増)、営業損失16億800万円(前年同期は20億2000万円の営業損失)、経常利益40億2600万円(195.3%増)、当期損失36億400万円(17億2400万円の当期利益)の最終赤字となった。この営業損失は、海外のプラント案件で追加損失が発生したため、当期損失は固定資産処分益が減少したためだとしている。主要4部門中、エンジニアリングの業績は受注高1000億7700万円(256億3000万円増)、売上高1303億1800万円(301億8100万円増)となったが、営業損失は円増加の157億7300万円(35億9800万円増)に増加した。バイオマス発電設備やディーゼル発電設備の建設工事、それらのメンテナンスサービスなどを受注し、受注高は増加した。売上高も、発電土木工事の進捗などで増収となったが、連結子会社のプラント工事で追加損失が発生したため営業損失となった。通期は全社で売上高7000億円(4.3%減)、営業損失20億円、経常利益70億円(52.9%減)、当期利益10億円(91.8%減)と減収減益の見込み。