2017/12/25 ニュース
省電舎、丸紅と自家消費型EMSの開発で業務提携

省電舎ホールディングスは12月20日、完全子会社の省電舎(東京都港区)が同日の取締役会で丸紅との業務提携を決めたと発表した。提携内容は、エネルギー関連分野での新事業展開に関するもので、提携の第一弾として自家消費型エネルギーマネジメントシステム(EMS)を両社で開発・発売する。この自家消費型EMSは、太陽光発電設備の電力を導入した企業内で消費し、電力コスト削減につなげるもの。両社は、省電舎グループの省エネ技術、発電システムと、丸紅の新電力関連サービスを融合し、システム化して顧客に提供するという。新開発のシステムは、中枢部分でIoTを活用し、太陽光由来の電力と新電力の電力供給をコントロールする。両社は、製品とサービスの開発を平成30年3月までに行う予定で、省電舎グループが顧客との契約当事者となる。丸紅は製品の保証などを行い、両社の計6000社に上る顧客に導入を図る。両社でより幅広い顧客層を開拓するほか、新システムにAIを本格活用できるようにして、今後のより高度な需要への対応も図る。