関西電力と武庫川女子大学大学院(西宮市)は11月17日、太陽光発電量の予測とバーチャルパワープラント（VPP）技術でエコキュートを制御する実証実験を開始した。実験は28日まで行う。実験は、うめきたⅡ期エリア(大阪市)で開催される「エネマネハウス2017」で実施する。翌日の気象予報から太陽光発電設備の発電量を予測し、余剰電力の発生が予測される場合、VPP技術でエコキュートを遠隔制御する。この技術で、通常夜間に行うエコキュートの沸き上げ運転を一部昼間に実施し、余剰電力を有効活用する。両者は、太陽光発電量予測とVPP技術を組み合わせた、電力マネジメントシステムを構築する実証は全国初だとしている。エネマネハウス2017は、大学と民間企業などが連携し、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのモデル住宅を建築。住宅の環境・エネルギー性能の測定・実証や、展示を通じて省エネなどを普及・啓発するもの。