2017/11/15 ニュース
シャープ製パワコンなどで火災発生 消費者庁が報告

 消費者庁は11月10日、消費生活用製品安全法(第35条第1項)の規定に基づき重大な製品事故の概要を公表した。件数は19件で、このうち太陽光発電用パワーコンディショナー(パワコン)の事故が2件、太陽電池モジュールの事故が1件見られた。パワコンの事故は10月26日、島根県でシャープ製「JH-S402」の内部で火災が発生、内部の部品が焼損していたというもの。また岐阜県でも、京セラ/オムロンの「PVN-403」で同様の火災が10月22日に発生している。このほか、10月26日には愛知県でシャープ製のモジュール「NE-53K1D」で本体と周辺を焼損する火災が発生した。太陽光関連以外でも、6月30日に、高山企画が輸入したリチウムイオン電池内蔵のポータブル電源「PS5B」で同様の焼損事故が発生している。同庁はこの事故で、報告書の提出期限を超過したとして高山企画に厳重注意を行った。