2017/11/01 ニュース
米国のソーラー事業縮小で部門損失を計上 京セラ
 京セラが10月30日に発表した平成30年3月期第2四半期連結決算によると、同期の業績は売上高7383億4500万円(前年同期比13%増)、営業利益695億500万円(105.7%増)、経常利益878億4000万円(80.8%増)、当期利益613億8700万円(69.8%増)の増収減益だった。このうち、ソーラーエネルギー事業を含む生活・環境部門の売上高は528億1300万円(14.6%減)、セグメント損失は3億7300万円(前年同期は7億4000万円のセグメント損失)と、損失幅は縮小したものの損失計上となった。ソーラーエネルギー事業で米国事業を縮小したことが減収につながったという。利益面では原価低減に努めて改善したものの、減収と研究開発費の増加などで損失となった。通期は全社で売上高1兆5600億円(9.6%増)、営業利益1350億円(29.1%増)、経常利益1700億円(23.3%増)、当期利益1190億円(14.6%増)と増益に転じる見通し。