2017/10/24 ニュース
東芝プラント、第2四半期決算の営業利益27%減へ下方修正

 東芝プラントシステムは10月23日、平成30年3月期第2四半期連結決算の業績予想を下方修正した。売上高は、受注済み案件の進捗などで1070億円(当初予測より7%増)と予想値を上回る見通しとしている。一方で、営業利益は58億円(27.5%減)、経常利益60億5000万円(24.4%減)と大幅に予想値を下回る。これは、第2四半期に完成した海外の火力発電設備案件に、工期延長で追加費用が発生するなどしたためという。これで採算が悪化したほか、東芝グループ内の一部取引で貸倒引当金の対象債権が増加。貸倒引当金の計上額が増加し、大幅な減益が見通されている。当期利益も、この貸倒引当金が評価性引当金に該当するので、税負担が増加し予想値を下回るため当初予想より37億円(32.7%減)へ下方修正した。