2017/09/19 ニュース
伊藤忠など3社、市原市でバイオマス発電事業に着手

 伊藤忠商事、大阪ガス、三井造船の3社は9月15日、千葉県市原市にバイオマス発電設備を建設すると発表した。新設備は三井造船の千葉事業所内に建設し、発電容量は49.9MWになる。稼働は2020年10月を予定しており、竣工後は3社が共同出資で設立した発電事業会社「市原バイオマス発電」(千葉市)が運営する。新事業では、三井造船が設備の施工と運転・保守、伊藤忠商事がパーム椰子殻などバイオマス燃料を供給する。大阪ガスは発電所の運営ノウハウを提供し、各社の強みを活かして事業を運営していくという。新設備の建設と運転資金の一部は、ノンリコースのプロジェクト・ファイナンスで調達する予定。市原バイオマス発電の出資比率は、▽伊藤忠商事・39%、▽大阪ガス・39%、▽三井造船・22%--となっている。