関西電力と三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は9月13日、AIを活用する国内外の火力発電所向け運用高度化サービスを共同開発すると発表した。同日に両社で基本合意書を締結しており、今年度中にはボイラー燃焼を最適化するシステムを構築したい考え。平成30年度内には、関西電力の舞鶴発電所で構築したシステムの実証試験を実施する。実証試験後にはシステムをサービスとして商業化し、国内外の発電事業者に提供していく。今回の協働は、関西電力の火力発電に関する運営・管理ノウハウや大量の運転データと、MHPSの設計・製造ノウハウを融合し、AI技術を駆使して効率的な火力運用サービスの開発・展開を目指すもの。開発するシステムは、発電所の運転データとディープラーニングなどAI技術を用いて、コンピュータ上に仮想発電所を構築する。そこから、運転条件を変更した場合の影響を検証し、その検証結果を実際の発電所に適用する。
2017/09/15 ニュース
関電・MHPS、AI活用し火力発電設備の運用を効率化
2017/09/15
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