2017/09/13 ニュース
東北電力、改修終了し鹿瀬発電所を運転再開

 東北電力は9月7日、水力発電設備の鹿瀬発電所(新潟県阿賀町、最大出力5万4200kW)の改修工事を完了し、営業運転を再開したと発表した。鹿瀬発電所は昭和3年12月に稼働しており、運転開始から約80年が経過していた。このため老朽化が目立ち、同社は設備を継続して使用するため平成23年から改修工事を実施していた。改修工事では水車発電機の更新にあたり、発電効率の高いバルブ水車を採用し水車の台数を6台から2台に見直した。このことで、使用水量を変えることなく最大出力をそれまでの4万9500kWから5万4200kWに増加できた。また、ダムや取水口などは再利用し、既設設備の取り壊しで発生したコンクリートも一部再利用して、産業廃棄物の発生を抑えた。