三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は9月11日、セルビアのニコラ・テスラA石炭火力発電所向けに排煙脱硫装置を2基受注したと発表した。伊藤忠商事と共同で受注したもので、装置の稼働開始は2021年前半の予定という。この案件で、同社はプロジェクト・マネジメント、基本設計、主要機器の納入などを担当する。伊藤忠は商務関連業務などを請け負い、土建・据え付け工事や現地調達は現地企業のJDSが受け持つ。受注した設備は、1基で65万kW規模の排煙処理が可能で、同社の呉工場(広島県呉市)で設計と取りまとめを行う。同発電所は、硫黄含有率や灰分が高い褐炭を燃料としており、排煙脱硫装置を後付けすることで二酸化硫黄や煤塵を削減する。二酸化硫黄は、EUの産業排出指令基準に適合する200mg/N立法m以下と、従来の排出量の97%に抑制できる見通し。今回の商談では、同社のの技術や、全世界で300基以上の納入実績が評価され受注に結び付いた。
2017/09/13 ニュース
MHPS、セルビアの石炭火力発電所向けに排煙脱硫装置を受注
2017/09/11
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