環境省は5月9日、平成25年度「廃棄物エネルギー導入事業」の対象案件の公募を始めた。廃棄物分野の温暖化対策を推進するため、高効率の廃棄物エネルギー利用施設やバイオマス利用施設の施設整備を支援するもので、6月6日まで募集する。
公募の対象となるのは、▽廃棄物高効率熱回収施設(処理能力200t/日~1800t/日以上、熱回収率15.5~25%以上)、▽バイオマス熱供給施設(利用熱量1.26ギガジュール/時以上)、▽バイオマスコージェネレーション施設(発電出力50kW以上)、▽廃棄物燃料製造施設(エネルギー回収率60%以上)・バイオマス燃料製造施設(メタン発酵方式の場合ガス製造量300N立法m以上、それ以外はエネルギー回収率50%以上)、▽熱輸送システム施設(輸送熱量12.56ギガジュール/日以上)、の整備事業。補助率は、熱輸送システム施設以外を「高効率化を図ることで追加的に生じる施設整備費用」として施設整備費の3分の1程度を補助する。熱輸送システム施設は半額を補助する。