トヨタ・モビリティ基金(理事・豊田章男トヨタ自動車社長ほか)は7月31日、「水素社会構築に向けた革新研究助成」プログラムを創設したと発表した。同日から、▽水素製造、▽水素貯蔵・運搬、▽水素利用、▽エネルギーシステム--の4分野で対象案件の公募を始めている。同プログラムでは、2025~2030年頃に実用化しうる研究を助成し、CO2フリー水素(製造面や利用面でCO2が発生しないか、発生量がごく微量の水素)の利用などを早期に低コスト化する活動を支援する。また、水素社会構築のため研究活動を行う研究者の育成も支援する。公募は5年間の予定で、初年度の今回は国内の大学、公的機関からの公募を受け付ける。来年度以降は海外の大学・公的研究機関にも門戸を広げることを検討するという。今回は10~20件程度の採択を見込み、1件当たりの上限助成額は1000万円。助成枠は総額約1億円を目途にしている。助成期間は、研究内容によるが1~3年と想定し、応募内容は水素・エネルギー関連有識者からなる評価委員会が総合的に審査する。今回は、水素の低炭素化・CO2フリー化、水素と水素システムの大幅な低コスト化に貢献する研究内容への助成を見込む。
2017/08/04 ニュース
トヨタ基金、水素エネルギー研究などに1億円を支援
2017/08/04
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2017/08/02
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