エナリスは5月10日、ナニワ(東京都江戸川区)から3月7日付で提訴されたと発表した。ナニワは、同社から群馬県草津市の太陽光発電設備を買収し、発電事業を行おうとしていた。しかし、買収した設備に通路整備不良の瑕疵があり、売買契約を達成できないとして提訴に踏み切ったという。ナニワが求めているのは、設備とその敷地の売買契約を解除することと原状回復費用の支払い、売買代金の返還など。ナニワの要求額は総額5億4665万円に上る。同社は、「売買契約の解除原因は認められず、請求にかかる支払い義務はない」として全面的に争う構えを見せている。ナニワは住宅リフォームが主力事業だが、平成23年から太陽光発電の設備工事に参入していた。