環境省は3月31日、1月11日から公募していた「平成29年度風力発電等に係るゾーニング導入可能性検討モデル事業」の対象地域を選定したと発表した。同事業は経済面、社会面も統合的に評価して、再生可能エネルギー導入を促進すべきエリア、環境保全を優先すべきエリアを設定する、ゾーニング手法を確立・普及するためのもの。今回は村山武彦・東京工業大学環境・社会理工学院教授が座長を務める審査委員会で6地域を選定した。選定されたモデル地域は、今後2年間モデル事業が実施される。選定された地域は以下の通り。
▽青森県(共同提案・弘前大学、北日本新エネルギー研究所、洋上で実施)、▽北海道石狩市(陸上・洋上)、▽北海道寿都町(陸上・洋上)、▽静岡県浜松市(陸上・洋上)、▽福岡県北九州市(洋上)、▽長崎県新上五島町(陸上・洋上)