2017/04/03 ニュース
石油資源開発ほか、福島の発電事業資金に1400億円を調達
 石油資源開発は3月31日、同社が参画する福島ガス発電(東京都千代田区)の天然ガス火力発電事業で、資金調達契約を締結したと発表した。調達額は約1400億円で、市中銀行などが組成するプロジェクト・ファイナンスで調達する。銀行団は三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行など6行が参加している。エージェントとリードアレンジャーは日本政策投資銀行、みずほ銀行が務める。
 
 同事業は、福島ガス発電が相馬港の4号埠頭にコンバインドサイクル発電設備「福島天然ガス発電所」を建設・運営するもの。新設備の発電出力は118万kW(59万kW×2系列)で、夏頃に実施予定の環境アセスメント終了後に着工する。平成31年秋には試運転を始め、平成32年の春頃には1系列が稼働する見通し。2系列のフル稼働は同年8月以降になるという。福島ガス発電の出資企業と出資比率は以下の通り。
 ▽石油資源開発・33%、▽三井物産・29%、▽大阪ガス・20%、▽三菱ガス化学・9%、▽北海道電力・9%