2017/01/27 ニュース
丸紅・シーメンス、タイで1200MWのGTCC発電設備を600億円で受注
 丸紅は1月25日、シーメンスと共同で、タイ電力庁から出力約1200MW(2系列構成)のガスタービンコンバインドサイクル発電設備(GTCC)を受注したと発表した。受注金額は約600億円で、両社とシーメンスのタイ法人の3社が受注した。この案件「South Bangkok Power Plant Replacement Project Phase 1」は、バンコク近郊のムアン地区で稼働中の旧式火力発電所を建て替えるもの。受注形態は設計から試運転までを一括受注したフルターンキーで、2019年末の完工を見込む。プラントの主要機器となるガスタービンや蒸気タービンなどはシーメンスグループが供給し、関連補機の調達や土木・据え付け工事などは丸紅が取りまとめる。両社は、過去10年間にタイで同規模の案件を4件共同受注しており、今回の商談でも両社の実績と技術力が評価され、受注に結び付いた。