日立金属の完全子会社、日立金属ネオマテリアル(大阪府吹田市)は1月23日、高容量リチウムイオン電池用のクラッド集電箔を開発したと発表した。同社は2019年ごろの量産を予定しており、今回の開発などを弾みに電池用材料事業で2021年度までに売上高360億円を目指す。開発した集電箔は、芯材は強度と圧延加工性に優れるニッケル-ニオブ合金で、表層材に銅を用いる3層構造のクラッド材。ニッケルに約5%のニオブを添加し、高い引っ張り強度を実現した。この引っ張り強度の向上で、電解銅箔や圧延銅箔に比べ、負極活物質に合金系材料を用いた場合の体積変化に耐えられるようになる。このことが、リチウムイオン電池の高容量化に貢献するという。
2017/01/25 ニュース
電池用クラッド集電箔を2019年にも量産へ 日立金属グループ
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2017/01/23
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