2017/01/16 ニュース
三菱商事、インドで蓄電システムの実証プロジェクトに着手

 三菱商事は1月13日、インド・デリー市で配電系統安定化のための蓄電システム実証プロジェクトを実施すると発表した。同社と米発電大手のAESコーポレーション、デリー市近郊で配電事業を展開するタタ・パワー・ディストリビューション・リミテッド(TPDDL)との3社体制で推進する。この案件は、同社とAESがTPDDLの変電所内に1万kWクラスの蓄電システム「Advancion」を設置し、TPDDL管内の住宅700万戸以上をカバーする配電系統の安定化を実証するもの。 AdvancionはAESの子会社、AESエナジー・ストレージが供給する。同社は、今回の実証でAdvancionの有用性を確認し、インドを含むアジア・オセアニア地域で同システムの拡販を目指す。また、Advancionを広範囲に活用し、再生可能エネルギー導入の拡大、送配電コストの削減などを同地域で進めていく。