2017/01/13 ニュース
荏原環境プラント、長野県でごみ焼却発電設備の建設・運営を受注
 荏原製作所は1月11日、グループ企業の荏原環境プラントが「佐久市・北佐久郡環境施設組合クリーンセンター建設・運営事業」を受注したと発表した。荏原環境プラントが代表企業を務めるコンソーシアムが受注し、建設工事費は83億5200万円(消費税相当額含まず)、運営事業費は62億8900万円(同)で契約した。発注元は佐久市・北佐久郡環境施設組合(長野県)で、設計施工は昨年10月に着手しており、2019年9月末日に完工する予定。その後は2019年10月1日から19年6か月間、同コンソーシアムが新設備を運営する。
 
 同事業は、佐久地域の10市町村で発生する可燃ごみを焼却し、焼却時の熱で高効率発電を行う設備を整備するもの。新設備の処理能力は110t/日(55t/日×2炉)で、蒸気タービン発電機の出力は1980kWとなっている。焼却方式は同社の「エバラHPCC21型ストーカ」を採用する。今回の商談では、安定的な処理と高効率発電の実現、スキー場に隣接する立地条件に配慮した意匠計画などが評価され、同コンソーシアムが入札で一番札を得たという。