2017/01/13 ニュース
日立パワー、能代市に東北地方の風車の維持管理拠点を設立
 日立パワーソリューションズは1月12日、 青森県、秋田県、山形県の既設風力発電設備を扱うサービス拠点「能代サービスセンタ」(秋田県能代市)を開設したと発表した。同時に、技術者の教育拠点「能代トレーニングセンタ」もこの中に開設した。両拠点の建屋は敷地面積3250.28㎡、延床面積707㎡で鉄骨造の平屋建て。能代サービスセンタは、ローターヘッドなど風車の大型部品を保管できる倉庫を持ち、風車が停止するなどした場合に、部品調達や保守対応を行う。
 
 「能代トレーニングセンタ」は、保守作業の技術力向上と安全確保の徹底を目指し、自社のサービスエンジニアと協力会社の作業員向けに講座を開講する。この講座では、風車の構造や基本動作、安全規則などの教育を行う。実技面では、トレーニング設備で高所からの避難方法や共同作業者の救助方法などを学ぶ「レスキュートレーニング」、設備内リフトの操作や緊急時の避難方法を学ぶ「リフトトレーニング」など、不測の事態を想定した訓練を行う。