2016/12/14 ニュース
JFEE、発電効率向上などごみ焼却炉の基幹改良を連続受注
 JFEエンジニアリングは12月13日、米子市向けなど都市環境プラントの基幹改良工事を相次いで受注したと発表した。受注した基幹改良工事は、▽つくば市クリーンセンター(茨城県つくば市)、▽前橋市六供清掃工場(群馬県前橋市)、▽那覇・南風原クリーンセンター(沖縄県那覇市・南風原町環境施設組合)、▽池田市クリーンセンター(大阪府池田市)、▽米子市クリーンセンター(鳥取県米子市)--の5件。受注総額は約300億円という。 
 
 改良工事は、つくば市クリーンセンターでは蒸気タービン発電設備や電気・計装設備などを更新し、同時にCO2排出量を従来比で20%以上削減する。改造後の処理能力は125t/日×3炉となり、2020年3月に完工する予定。前橋市六供清掃工場も、蒸気タービン発電設備や焼却炉・ボイラーなどを更新し、触媒脱硝設備を新設する。これでCO2排出量の削減率 を20%以上に高める。改造後の処理能力は135t/日×3炉で、2020年3月に竣工する。那覇・南風原クリーンセンターは燃焼装置、給じん装置、ダンピングボックスなどを更新し、2021年3月に完工させる。改造後の処理能力は150t/日×3炉となる。池田市クリーンセンターでは燃焼装置、集じん装置などを更新し、CO2排出量の削減率を3%以上にする。改造後の処理能力は60t/日×3炉で、2020年3月末の完工を目指す。米子市クリーンセンターでは、ボイラー、バグフィルタ、通風設備などを更新、CO2排出量の削減率を3%以上にする。改造後の処理能力は90t/日×3炉で、2020年3月末に完工させる。