2016/11/24 ニュース
MHPS、中国で石炭火力の排煙処理システムを完工

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は11月22日、同社と中国企業との合弁会社が山東省で石炭火力発電所の排煙処理システム改善工事を完工したと発表した。この工事は、合弁会社の浙江菲達菱立高性能烟気浄化系統工程有限公司が、中国華電集団傘下の華電鄒県電力有限公司から受注していた案件。工事では、山東省の華電鄒県発電所8号機(出力100万kW)を対象に、電気集じん装置、排煙脱硫装置などを改造・追加導入した。この措置で、ボイラー排出ガス中の二酸化硫黄とばいじんを除去し、低濃度化する。排ガス中の脱硫率も98.8%に高め、煙突入口のばいじん濃度を従来の約5分の1まで低下させた。浙江菲達菱立高性能烟気浄化系統工程有限公司は、同社と中国の電気集じん装置大手、浙江菲達環保科技有限公司が折半出資で設立した合弁会社。