福島県は10月28日、阿武隈地域と双葉郡の沿岸部で風力発電事業を行う事業者の仮公募を始めた。現状では仮事業者としての募集で、12月2日まで募集する。仮事業者は選定後、県と事業契約を締結した時点で本事業者となる。12月下旬には仮事業者が決定する予定という。
今回の公募で、県は環境調査、合意形成、計画を煮詰める作業に事業者と協働し、優良な風力発電の事例を実現する。また、福島新エネ社会構想などの広域的な計画との整合を図り、計画的・効果的な推進体制の形成を目指す。応募要件は、▽風力発電事業を実現する総合的な企画力、技術力、経営能力を持っていること、▽福島県再生可能エネルギー復興推進協議会と将来的に協定書を締結し、地域貢献を進める用意があること、▽環境影響評価法手続きで、配慮書への意見などを踏まえた事業であること--となっている。問い合わせ・事業提案は福島県企画調整部エネルギー課風力発電担当(E-mail: re_energy@pref.fukushima.lg.jp)で受け付けている。