三菱日立パワーシステムズ（MHPS）は10月27日、バングラデシュのシラジガンジ火力発電所向けに自社製ガスタービン「M701F」を受注したと発表した。同発電所は出力約40万kWの天然ガス・油焚ガスタービン・コンバインドサイクル発電設備で、M701Fはその主機となる。同発電所は、首都ダッカの北西約150kmの地点に建設され、運転開始は2018年7月を予定している。同社はM701F1基を供給するほか、据え付けと試運転の指導も実施する。発電機は三菱電機製のものを採用し、運転開始後は保守・管理と定期点検用部品の供給、運転の遠隔監視サービスなどを行う　同発電所は竣工後、バングラデシュ政府傘下の地域電力公社、北西部発電会社とシンガポールのSembcorp Utilities Pte. Ltd.が設立した合弁会社が運営する。同社は、4月にも同国でビビヤナ第3複合火力発電所向けのM701Fを受注しており、今回はSembcorpの完全子会社を通じて受注を獲得した。