三菱日立パワーシステムズ（MHPS）は10月17日、コスタリカ共和国国営電力公社向けに出力約5万5000kWの蒸気タービンを受注したと発表した。同国グアナカステ県に建設されるラス・パイラスII地熱発電所の主機となるもので、同発電所の設計・調達・建設を担当するスペインのエンジニアリング企業、イニテックを通じて供給する。建設時と試運転には同社の要員が据え付けの指導に当たり、円滑な稼働に尽力する。発電機は三菱電機製のものを採用する。ラス・パイラスIIは同国北西部に建設され、近隣には同社が過去に蒸気タービンを納入したミラバレスIII地熱発電所が存在する。この案件で同国は、地熱発電所増設で再生可能エネルギー由来の電力供給を増強し、気候変動への影響緩和を目指す。