2016/09/23 ニュース
三菱レイヨン、風車用複合材料製販の合弁を来月設立
 三菱レイヨンは9月20日、風車の風力発電翼に使用する炭素繊維複合材料積層板を製造販売する合弁会社を設立すると発表した。同社とFiberline Composites A/S(本社デンマーク)が、資本金2300万ユーロのそれぞれ49%、51%を出資し10月に設立する。新会社「Advanced Carbon Pultrusion A/S」は、本社をFiberlineと同じくデンマーク・ミゼルファート市に置き、Jens Guldborg氏が代表に就任する。
 
 Fiberlineはデンマークのコンポジットメーカー。風車発電翼向けでは、大型化に対応した引抜製法という製造技術を持つ。新会社は、同社の高機能ラージトウ炭素繊維とFiberlineの成形・加工技を組み合わせ、軽量で価格競争力に優れるコンポジットラミネートを開発・販売していくという。