新栄電子計測器とオムロンは9月1日、太陽光発電設備(PV)用の直流安全検査装置「DC Fault Tester」(DCFT)を12月に発売すると発表した。価格はオープン価格で、発売後3年間で5000台を販売するとしている。
DCFTは、新栄電子が設計・製造し、オムロンが販売する。またオムロンは、DCFTの開発・製造で自社のセンシング技術「AISET(Active Inspection SEnsing Technology)」を提供している。このAISET技術で、設備の故障の有無と位置特定を接続箱単位で一度に行える点が特長。これで保守作業の時間を大幅に短縮でき、素早い稼働再開に結び付けられる。両社は、検査に抵抗測定器、断線探査器など複数の検査装置を携帯する必要があったが、DCFTはこれらの装置の機能を集約しており、主な故障モードにこれ1台で対応できるとしている。