2016/08/12 ニュース
日本アジア、大型受注の反動減などで当期損失18億円
 日本アジアグループが8月10日に発表した平成29年3月期第1四半期連結決算によると、同期の売上高は123億7500万円(前年同期比20.2%減)、営業損失10億9200万円(前年同期は300万円の営業利益)、経常損失13億3400万円(3億7700万円の経常損失)、当期損失18億1600万円(7億7900万円の当期損失)と前年同期比で赤字幅が拡大した。
 
 主要3事業中、太陽光発電設備の開発などを行うグリーンエネルギー事業の受注高は25億5200万円(59.2%減)と大幅に減少した。前年同期に大型受注があった反動減と見られる。売上高も42億1000万円(29.4%減)と共に減少しており、市場環境の悪化が影響した形となった。一方、セグメント利益は5億1200万円(14.8%増)の増益だったが、これは利益率の高い注文住宅の売上増と売電事業の拡大が貢献したためという。売電事業は新潟県の大規模太陽光発電設備(出力2.1MW)が稼動し、稼働済みの設備は50か所・76MW超の出力規模となった。通期は全社で売上高770億円(2%増)、営業利益28億円(28%減)、経常利益13億円(49.3%減)、当期利益10億円(142.7%増)と増益を見込んでいる。