2013/04/15 ニュース
茅野市で3機種の小水力発電設備を開発・外販へ

 

 AEC(長野県茅野市)と川端鐵工(富山県黒部市)などが共同開発した小水力発電設備が11日に実証運転を始めた。同設備は設計出力が約300kWで、現在は約100kWで運転している。両社は商業機として3機種を10月をめどに開発し、外販したい意向。
 
 この小水力発電設備はスイスの企業から技術導入したもので、たらいのような設備で受水して発電する。1m程度の落差でも発電できるという。技術導入したものは8kW程度の出力で、このほか日本国内向けに使用を最適化したものとして出力2~5kWのもの、それ以下の出力のものを今後開発する。実証設備は茅野市運動公園内の農業用水に設置され、今後商品化に向けたデータ収集を行う。