2016/07/25 ニュース
安川電機、パワコン関連の不振などで当期利益40.5%減
 安川電機が7月20日に発表した平成29年3月期第1四半期連結決算によると、同期の売上高は903億8000万円(前年同期比10.6%減)、営業利益54億6500万円(40.2%減)、経常利益52億7300万円(47.2%減)、当期利益34億3800万円(40.5%減)と大幅な減益を記録した。
 
 主要4事業中、モーションコントロール部門の売上高は435億3100万円(10.2%減)、営業利益は42億9700万円(33.7%減)と振るわなかった。これは、国内向けの太陽光発電用パワーコンディショナー関連の売り上げが伸び悩んだことなどが影響した。システムエンジニアリング部門の成績は売上高90億2100万円(15.6%増)、営業損失6億1700万円だった。フィンランドの子会社The Switch Engineering Oyが大型風力発電関連のビジネスを積極的に展開したことなどで、同部門は売上高や営業損失が改善した。通期は全社で売上高4000億円(2.7%減)、営業利益280億円(23.8%減)、経常利益285億円(20.5%減)、当期利益180億円(19.5%減)と、減収減益が続く見通し。