2016/07/15 ニュース
ウエストHD、主力の太陽光発電事業が振るわず全社売上高25%減
 ウエストホールディングスが7月14日に発表した平成28年8月期第3四半期連結決算によると、同期の売上高は236億8400万円(前年同期比25.5%減)、営業利益21億700万円(36.2%減)、経常利益19億7700万円(31.3%減)、当期利益11億4800万円(37.8%減)の減収減益となった。
 
 同期は、自社保有としては最大規模の太陽光発電設備「ウエストニュージーランド村ソーラーパーク」(出力9.6MW)が3月に稼働した。しかし太陽光発電事業は、金融機関や大手税理士法人事務所、全国の工務店からの情報提供を受けて営業活動を行ったものの売上高は257億3900万円(21.3%減)、営業利益は29億8400万円(17.4%減)と振るわなかった。太陽光発電設備のメンテナンス事業は、自社製設備を中心に受注を重ね、売上高は9億600万円(174.2%増)、営業利益1億4300万円(前年同期は200万円)と大幅増を記録した。一般企業向け電力販売などの電力事業も、売上高13億3900万円(527.4%増)、営業利益6300万円(前年同期は営業損失1300万円)と非常に好調だった。反面、省エネのトータルサービスやコンサルティングなどの省エネルギー事業は、売上高4800万円(32.9%減)、営業損失1億4700万円(前年同期は営業利益1400万円)に終わった。通期は全社で売上高457億4600万円(1.3%減)、営業利益52億5300万円(11.6%減)、経常利益48億9300万円(10.3%減)、当期利益31億8000万円(6.7%減)とやはり減収減益を見込む。