2016/04/25 ニュース
東芝、車載型の水素供給システムを実用化
 東芝 エネルギーシステムソリューション社は4月25日、水素エネルギー供給システム「H2One」の車載モデルを開発したと発表した。水素貯蔵量は250N立法m、出力は19kWe、電力貯蔵量は422kWehの仕様となっている。4トントラック2台で構成され、トラックには水素製造装置、水素貯蔵タンク、純水素燃料電池などを搭載している。
 
 同社は、従来のH2Oneをさらに小型化して機動性を高め、災害時などで迅速にエネルギーを供給することを狙いに開発した。水素貯蔵タンクには、水素を高密度で貯蔵できる水素吸蔵合金を採用し、従来型の貯蔵能力を維持しながらも小型化した。騒音や振動がほとんど発生しない純水素燃料電池で発電するので、夜間の使用にも適しているという。