2016/04/01 ニュース
神戸製鋼、電力供給事業の資金をプロジェクト・ファイナンスで調達
 神戸製鋼所は3月31日、栃木県真岡市で実施する電力供給事業の資金調達をプロジェクト・ファイナンスで行うと発表した。同日に発電事業会社のコベルコパワー真岡(栃木県真岡市)が借入人のプロジェクト・ファイナンスを組成した。調達金額は約760億円で、幹事銀行は三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行など3行が務める。
 
 コベルコパワー真岡は、今後出力124.8万kW(62.4万kW×2基)の都市ガス焚コンバインドサイクル発電設備を建設する。1号機は2019年後半、2号機は2020年前半にそれぞれ稼動を開始する予定。同社は、▽長期間多額の事業資金を確定できること、▽建設・運転資金も確保され事業基盤の早期確立を図れること、▽格付評価上のオフバランス効果が期待され、同社の財務基盤の維持・強化に寄与する--などの点からプロジェクト・ファイナンスの適用を決めた。