本田技研工業と日産は、2月8日に東京駅など4駅で実施される「平成27年度 東京都・千代田区合同帰宅困難者対策訓練」で自社の電気自動車(EV)を展示する。災害時を想定したこの訓練で、EVから暖房機器などに電力を供給する実演を行う。
本田技研は同訓練で「Fit EV」を展示。皇居前の行幸通りに設置される「情報機動ステーション」では通信・情報提供機器に、日比谷公園の普及啓発イベントでは暖房・調理器具にそれぞれ電力を供給する。日比谷公園では他社のEVとの接続デモンストレーションも行う。一方、日産は「日産リーフ」、「e-NV200」を展示し、暖房機器やモニターなどに電力を供給する様子を実演する。e-NV200では、車内の2か所にある100Vコンセントから最大1500Wの電力を取り出し、「動く蓄電池」としての価値を提案する。