2016/02/03 ニュース
タイ再エネ企業、サンエジソンジャパンを買収
 タイの再生可能エネルギー事業会社、BCPG Co., Ltd.(バンコク)は2月1日、サンエジソンジャパン(東京都港区)を約96億2600万円で買収すると発表した。1月27日に開催されたBCPGの取締役会で決定されたという。同社は2月初旬に買収を完了する予定で、買収後サンエジソンジャパンは従来の業務を継続する。
 
 サンエジソンジャパンは、米サンエジソン(米ミズーリ州メリーランド・ハイツ)の日本法人として発足。太陽光発電設備などの原材料、設備供給から各種サービスまで発電事業の上流・下流を網羅している。また平成22年6月の設立以来、4か所の太陽光発電設備(合計出力13MW)を操業している。現在は2か所の発電設備(同27MW)を建設しており、このほかにも太陽光、風力などで150MW以上の案件に関わっている。同社は買収後、速やかにこれらの案件の開発に着手し、早期の操業開始を目指す意向。栗山根年・サンエジソンジャパン代表取締役はこの決定を受け、「今回の買収で、新規の太陽光、風力など他の再エネ案件へのビジネス拡大が可能となる」と歓迎するコメントを公表した。