2016/02/01 ニュース
住友商事・日本製鋼所、ブラジルで風力発電用鍛造品を製造
 住友商事、日本製鋼所は1月28日、ブラジルで風力発電用鍛造品の製造・販売事業に参画すると発表した。同国最大の鉄鋼メーカーGerdau S.A.(リオ・グランデ・ド・スル州ポルトアレグレ市)と合弁会社「(仮称)ゲルダウサミット」(サンパウロ州)の設立に関して基本的に合意したもの。設立時期は許認可手続きを経た今年4月を予定している。
 
 新会社は、鋳鍛造製品の製造・販売と風力発電用鍛造製品の製造・販売を行う。国際市場で通用する製品を供給し、南米南部共同市場で同鍛造品の最重要拠点となることを目指す。このことで、同国の国策となっている風力発電の拡大を支えていく。両社は、両社のインフラ事業の経験や製造力の強みがGerdauの生産基盤に加われば、事業が確実に成功すると判断。今回の合弁設立などを決めた。日本製鋼所は、今回が鋳鍛鋼関連では初めての海外事業進出となる。