三井住友ファイナンス&リースは1月22日、トクヤマと水素利用の実証事業用設備のリース契約を締結したと発表した。トクヤマは、環境省の今年度地域連携・低炭素水素技術実証事業で実証受託の代表事業者となっている。同事業では、自社の苛性ソーダ工場で発生する未利用の副生水素を回収し、近隣や周辺地域の純水素型燃料電池や燃料電池自動車向けに供給する。同社はこの事業のため、トクヤマに水素貯蔵設備、水素供給設備をリースする。
一方、同社は同事業をトクヤマと共同で実施する周南市にも、水素供給設備と純水素型燃料電池をリースする。このため同社と周南市は、水素利用の実証事業用設備の賃貸借契約を締結した。