2016/01/25 ニュース
鳥取県、3社と水素エネルギー啓蒙プロジェクトを共同推進
 鳥取県は1月25日、「水素エネルギー実証(環境教育)拠点整備プロジェクト」を推進する協定の調印式を開催した。県と鳥取ガス(鳥取市)、積水ハウス、本田技研工業が共同で推進する。このプロジェクトでは、太陽光発電の電力で水から水素を製造し、燃料電池自動車(FCV)に供給する「スマート水素ステーション」を日本海側で初めて整備する。
 
 ステーションは五反田町の鳥取ガスグループの敷地に設置する。また、敷地内の積水ハウス展示場をスマートハウス化し、燃料電池やFCVから住宅へ電力を供給する。同じ敷地には、水素エネルギー活用の理解を一般来場者向けに促進する環境教育設備も設置する。この案件で、鳥取県はステーションの一部設置費用や、スマートハウス・学習エリアの整備費用を負担する。鳥取ガスはステーションの整備・運営などを請け負い、積水ハウスがスマートハウスの設計・整備などを担当。本田技研はステーションの技術的なノウハウや、FCV「CLARITY FUEL CELL」を提供する。