2016/02/05 ニュース
環境省、風力・地熱の適地抽出でモデル地域公募
 環境省は2月3日、「風力・地熱発電に係る地域主導型の戦略的適地抽出手法の構築事業」で、適地抽出のモデル地域を公募すると発表した。2月3日~3月3日の一か月間に公募する。モデル地域は、応募した地域から地域特性などを考慮して3地域程度を選ぶ。
 
 同事業は、環境への配慮と事業計画を両立するために「風力発電等の適地」を抽出する手法を構築するためのもの。地方自治体が主導し、先行利用者との調整や各種規制手続の事前調整、必要な環境情報の収集などで、総合的な環境影響評価手続きを進めることを目指している。適地を抽出するための検討項目は、▽適地の抽出、▽地域の環境特性や法規制など既存情報の収集、▽追加的な環境調査の実施、▽フィージビリティの検証、▽有識者からの意見聴取、▽関係者・関係機関との調整、▽環境配慮の検討となっている。事業の予算は地域当たり4000万円以内(平成28年度)を予定し、事業実施期間は平成28~29年度の2か年度まで。応募の実務や問い合わせなどは、日本工営環境部(TEL:03-3238-8380、E-mail:a4239@n-koei.co.jp)で受け付けている。