2016/01/18 ニュース
MHIEC、いわき市からごみ焼却発電設備の基幹改良を受注
 三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は1月14日、福島県いわき市から、ごみ焼却発電設備「南部清掃センター」の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。受注額は51億5000万円(税抜価格)で、平成31年3月(4か年継続事業)の工事完了を目指す。
 
 同センターの処理能力は390t/日(ストーカ式焼却炉、130t/日×3炉)で、三菱重工業の設計・施工した。焼却炉には出力3500kWの発電設備も付帯している。今回の基幹改良は、老朽化した焼却炉の焼却設備、燃焼ガス冷却設備など主要機器を更新する。また、同社が特許を持つ新燃焼制御システムを追加採用し、各機器に高効率モーターやインバータを採用して省エネ化も同時に図る。これらの更新・改良で、改修後のCO2排出量は年間5.7%(350t-CO2/年)以上削減でき、今後18年以上供用できるようになる。