関西電力は1月8日、太陽光発電設備の遠隔出力制御と発電量を把握する実証試験を開始すると発表した。平成27年6月に、経済産業省主導の「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助事業」に同社の案件が採択されての開始となる。
今回は双方向通信システムを導入し、リアルタイムで太陽光発電設備の発電出力を把握する。また、出力制御の量や時間を従来より細かく遠隔で指令し、本来制御しなくともよい電力量をできるだけ少なくする。実証試験では、早稲田大学EMS新宿実証センターに出力制御指令の発信を行うサーバを設置する、このサーバと、堺太陽光発電所など同社の太陽光発電設備を6か所を双方向通信で結び、同日から2月中旬まで出力制御の実証試験を行う。