2016/01/08 ニュース
パッケージ型水素ステーションを試験的に設置 本田技研

 本田技研工業はこのほど、パッケージ型のスマート水素ステーションを和光本社ビルに設置したと発表した。この設備は太陽光発電の電力で水素を製造するもので、青山本社ビルにも設置する。同社は平成26年に、水素の製造、貯蔵、充填機能をパッケージ化したこの設備の開発に成功している。その後、岩谷産業やさいたま市などと実証実験を始め、CO2フリーの水素製造を視野に関連技術を検証してきていた。和光本社ビルの設備は、当初は主に自社保有の燃料電池自動車(FCV)に水素を充填するために使用する。将来的には、同社と提携・協力関係にある自治体や企業の同社製FCVにも活用する予定。