2016/01/08 ニュース
宇部興産、福岡県の工場で排熱発電設備を稼動
 宇部興産は1月7日、苅田セメント工場(福岡県京都郡)で平成26年6月から建設していた排熱発電設備が竣工し、今月に稼働したと発表した。新設備の発電能力は1万2650kWで、同工場ではエネルギー原単位は稼働で約15%改善し、エネルギー起源CO2排出量も約10%削減(約5万t/年)できる見込みという。
 
 新設備は、セメントキルンに投入する前の石灰石などを予熱するためのプレヒーターと、できたクリンカーを急冷するクリンカークーラーの排熱を熱源に発電する。新設備の稼働で電力自給率は約40%に向上し、製造コストの削減効果が期待されている。